くどう大輔発言録

平成21年2月定例会 予算特別委員会

(2009年03月19日)

〇工藤大輔 委員

何の関連だったか忘れてしまいそうになりましたが、先ほど貴重な指摘があったと思います。といいますのも、それぞれの目的でつくった当時は正しかった。しかし、それが一つに合わさった時点で、その意義をなさなくなってしまっているものもあると、これは非常に大切な視点であるなと私も感じました。

といいますのも、以前、現在の洋野町の川尻川で水門工事をやっていただきました。古い水門を将来性に見合った大きな水門へと変えてもらったわけですが、当然、水門を大きくすれば川幅も広くなると。これはこれで正しかったと思いますが、使う目的は、水門だけではなくて、サケの遡上にも重要な川であったと。水門を大きくし河川の拡幅をした結果、水位が下がって、その年にサケが遡上できないかもしれないという年があったんです。その後、どういった対応をとってもらったかといえば、簡易的にブロックを積んでもらいました。

そのまま置いてもらってもよかったわけですけれども、結果的には、その工事が完成するということでチェックが入りますから、その後はまたブロックを取らなければならない。そして、次にまた本格的にそこを、川幅を一時期狭くするか何なのか、そういった工事等が必要になってくる。こういったこと等も時には発生してしまうということからすれば、当然、県土整備部内だけではなくて、農林水産部のほうとも、その利用目的に応じて、これまでも十分な検討もしてきたと思いますが、そういった事例も時折は発生するということ。

そういった意味では十分な連携をとってもらいたいということと、やはり、恐らくこれも国の基準があってつくったんだと思うんです。そういった基準に照らし合わせたときに、どうしても合致しない、地形的にはなかなか、ここを一緒にしなければとか、どこかで狭くしなければならないとか、そういったことが発生するケースがあると思いますので、そういった際には強く国のほうにも要望をしていきながら、生産者等にも不安を与えない、しっかりとした予算の無駄のない工事をやっていくべきだと思いますが、所感をお伺いしたいと思います。

〇佐藤文夫 県土整備部長

今、川尻川の件が御紹介ありましたけれども、いずれ、私どもの工事をするに当たりましては、今、国の基準ということですが、河川管理施設等構造令という政令がありますが、その政令に基づいて、県の現地の土木部が、現場の状況を判断して設計を進めているという現状です。したがいまして、国の基準があるからそういうふうになったということではなくして、やはり現場の自然環境、あるいは魚族、あるいは植物等々にきちんと十分配慮したかどうかの問題だと私は今とらえておりました。

それで、今現在、公共土木工事、道路、河川工事も含めてすべて、やるときには、自然環境あるいは動植物に配慮しながら、できるだけ配慮しながら、環境調査をしながら、移植ができるものは移植する、あるいはルートを変えて貴重な植物を守るとか、そういうミティゲーション的な試みも今現在行っております。

今後も、そういうようなことができるだけないような形で、自然環境にも十分配慮しながら、公共土木工事を進めてまいりたいと思っております。

〇工藤大輔 委員

今、特に、政令を多少変更もできるという話ですが、私が当時聞いた話の内容は、災害という観点からいった場合には、このぐらい護岸を広げた場合に、こういった形のものの基準がまずあると。ただ、今回の場合には、そういったサケの遡上等において、年としてこういった事例が発生する。また、水位というものはその年に応じて違いますから、さらに低いケースも想定される。ですから、もしそういったことが想定されたのであれば、当然、それに対応した施設整備にすべきだったと私は強く思います。

当時はそういった意味で、災害という観点からいったらどうしてもこのぐらいのものでなければならなかったというような説明もあったので、地域の人もそのような思いで聞いていた方もあるので、今後、私が認識していたものに誤解のようなものがあったとすれば、説明する側もしっかりと説明してもらいたいと思います。

〇関根敏伸 委員長

答弁はよろしいですか。

〇工藤大輔 委員

結構です。