くどう大輔発言録

平成21年2月定例会 予算特別委員会

(2009年03月17日)

〇工藤大輔 委員

それでは、質問させていただきたいと思います。

まず1点目なんですが、人事異動があり、新聞紙面等でも、どういった先生がどこに行ったかというのが載っていました。数年前、スーパーティーチャーと呼ばれるような先生方を、特にも県北・沿岸振興の一環、また、学力向上等を目指すためにより多く配置していただいたという中にあって、その当時のスーパーティーチャーと呼ばれている先生が異動時期を迎えて、ああ、今度はこっちに行ったんだなという状況が見受けられますが、そういった中にあって、来年度に向けた職員配置という観点において、県北・沿岸への配置はどのような形で意を用いて人事を行ったかどうか、まずお伺いしたいと思います。

〇侘美淳 小中学校人事担当課長

小・中学校を通じまして、全県的視野から均衡ある職員構成の形成に努めるというのを心がけておりますが、特に義務教育におきましては、地元出身教員が少ないということ、それから、学校統合が促進してさらに教員数が少なくなっておりますことから、一層、全県人事を交流いたしまして考えておるところであります。

それから、義務教育では小規模校、特に県北・沿岸は少ないわけでありますので、必要に応じて教員の加配等を措置できるよう考えております。

〇高橋和雄 県立学校人事担当課長

ただいまの県北・沿岸地域の職員配置についてでございますけれども、委員御指摘のように、平成18年度に、いわゆるスーパーティーチャーと言われる授業を主とする指導教頭を県北・沿岸の進学校5校に配置したところでありまして、それが3年目を迎えます。今度、人事異動の時期になりましたけれども、まだ公表はしておりませんけれども、その先生方が変わるということは、今のところございません。ただ、変わるというか、指導教頭を配置したという部分においては若干変更がございまして、県北・沿岸の地域に配置しておりました教頭さんたちを一人ずつ教諭のほうに振りかえて、それは学校の要望だったんですけれども、進学を主とする学校のさらにその強化を図るということで、教員の加配ということを高等学校のほうでは考えております。

加えまして、これも高等学校のほうでございますが、平成21年度の人事異動基準を大幅に改正いたしまして、一度は県北・沿岸地域を先生方が経験することということで、教員の、県北・沿岸と沿線地区との人事交流を盛んにすることということも、一応、職員配置の上では心がけております。

〇工藤大輔 委員

気を使いながらの配置をしていただきまして、本当にありがとうございます。

スーパーティーチャーに関して言えば、人数的に変わらないのかどうか。あと、スーパー以上の先生がいるのかどうか、ウルトラがあるのか、何があるのかわかりませんが、例えばスーパーティーチャーは高校の先生が呼ばれている通称というか、そういうふうな呼び方でしょうが、小・中学校は実際どうなのか、あわせてお伺いしたいと思います。

また、国体選手強化施設整備事業に関して質問したいと思いますが、全国的にドーム施設がある。そういった中、選手強化策の一環としては、場所等はさまざま話題にはなっていますが、必要な施設であると私は理解しています。そして、特にも岩手の場合は、これからつくるという観点からいけば、全国的にも後発組になるということになりますので、他の先進事例を見ながら、どういった設備が必要かということを十分な研究もなされていると思いますが、他県の施設と比較して、今後整備しようとするドームの特徴、そしてまた、スポーツ医・科学を取り入れた内容について、ここはすぐれているぞ、こういった点が岩手で必要なんだという本来の目的のようなところ、意義の分野、どこが必要かといった特徴についてお示し願いたいと思います。

〇高橋和雄 県立学校人事担当課長

今、スーパーティーチャーとおっしゃいましたけれども、現実においてはスーパーティーチャーと我々は呼んではおりませんで、教頭兼主任指導教諭という形で全県で11名の方が配置されているところであります。その配置校については若干名の変更はございますけれども、このたび新たに主任指導教諭ということで、これは教科指導というところもありますけれども、スポーツ系の強化、全県的に指導していただきたいということで、その方も含めて2名の方を任用する予定であります。

〇侘美淳 小中学校人事担当課長

義務教育におけるいわゆるスーパーティーチャーのことでありますけれども、学校教育法が変わりまして、各学校に新たな職だとか、学校の指導方法改善という視点から、来年度ですが、指導教諭という立場で試行的に小1、中1に措置をして、いろいろその活用の方法、指導の仕方等を考えていくところであります。

〇川口仁志 スポーツ健康課総括課長

今般、国体選手強化施設整備事業の中で計上させていただいております多目的屋内練習施設等についてでございます。

まず、この多目的屋内練習施設の規模でございますけれども、今回計画のものにつきましては、国体に向けた選手強化で、屋内外の複数の競技種目の練習が、本県の場合、冬場のトレーニングということが非常に大きな課題なわけでございますけれども、最大時200名を超える選手が一遍に練習する環境が必要だということで、建築面積延べ1万2、000平米、アリーナ面積8、700平米が必要と考えたところでございます。これは、近県の状況と比較しますと、秋田県が所有しております秋田スカイドーム、大館樹海ドーム、それから、青森県のむつ市の下北克雪ドームはもっと本県より大きいわけでございまして、その施設の7割程度の大きさでございますけれども、青森市にありますサンドームと同程度の規模と考えてございます。

この施設につきましては、先ほど申しましたように、基本的には年間を通じて気象条件に左右されないで計画的に練習できる施設ということでございますけれども、特に雪国岩手におきましては、屋外競技種目において、競技力向上に重要な冬期間の練習場所をいかに確保するかということは大きな課題でございます。積雪、凍結により十分な練習量を確保できないという制約を克服して、年間を通して計画的、継続的に選手強化のために活用するとともに、スポーツ医・科学に基づいたサポートを本格的に実施いたしまして、強化合宿、強化練習会の拠点と考えているところでございます。

本県の特徴的なことということの御質問もございましたが、スポーツ医・科学センターが行うサポートというものにつきましては、本県ではトップレベルの競技者を対象としたトータルスポーツクリニックというような考え方で、今、構想を練っております。もちろん、中身につきましては、今年度予定の基本計画作成の中で詳細は検討されていくわけでございますけれども、スポーツ医・科学的な課題に向けた選手たちの評価をし、それに対してアドバイスをしていく。競技種目に特化した体の検査あるいは測定をし、それを分析していく。選手の三次元動作分析、技術の分析、心理的なもの、精神的な課題を分析し、アドバイスを行う。スポーツ栄養の観点から、食生活のチェックとアドバイスを行う。さらに、スポーツ障害に対する予防と、そこから立ち直るための機能回復をどう進めるかということについてのアドバイスなどを行う考えでおります。特にも、本県では、今、県内にあります五つの大学との連携を進めておりますし、また、スポーツドクターとの連携も進めているところでございまして、この拠点が完成した暁には、大学との連携、スポーツドクターとの連携、ネットワークを構築しながら、それを県内に大きく波及させていくというようなところが大きな特徴だと考えております。

〇工藤大輔 委員

設備も当然大切になると思いますが、やはりそれを使う選手であったりスタッフ、特にも専門医等がどのような人数、また、どのようなレベルの方々を集められるかということが今後のスポーツ強化を大きく左右する分野ですので、そういった点についても特にも意を配しながら事業を早期に進めていただきたいと思います。

また、選手強化という観点で、先ほど工藤勝博委員からもございましたとおり、他の冬季のスポーツも含めて要望が多いはずです。今、1種の陸上競技場をどうするかという議論が中心にまたなっていますが、周りの地域からすれば、財政事情によって長年我慢し続けてきた施設というのがたくさんあるのだと思います。限られた予算の中でどのような施設を整備しながら強化を進めていくかという観点に立った場合、特にも地域の要望、また冬季のスポーツというのは、スケートリンク等を考えれば特徴のあるものであって、数年でできる施設も、本来、県北のほうでも欲しいわけですが、なかなかその要望にはこたえてもらえないというのが現状です。ですから、さまざまかかる経費等も勘案しながら、どういった形でやれるかということを中心に、私は、今後の強化策については考えるべきだと思いますが、それについての所感と、具体的には県北青少年の家の中にスケート場があるわけですけれども、近年、利用する子供たちもふえていますし、選手の成績が確実にアップしている。カーリング等もそうですし、アイスホッケー等もそうですし、そういったところにどのようにサポートするかというのが、今まさに求められていると思いますが、それらの設備強化に向けてもどのような考えを持っているのか、お伺いしたいと思います。

〇川口仁志 スポーツ健康課総括課長

体育施設の整備についてでございますけれども、国体に絡めながら、どういうような今の状態にあるかということについては十分把握しながら、また、各市町村からの多くの要望がございます。それもしっかりと受けとめながら、状況もいろんなものを検討しながら、優先度をもって対応していかなければならないと考えております。特にも、今お話がございました県北のスケートということに関しましても、これは非常に地域が盛り上がって支えている大きな、世界的にも頑張っているスケート競技でございますので、そういうことも念頭に置きながら、先ほど申しましたとおり、県内の状況をよく勘案しながら、優先度をもって今後も対応してまいりたいと思います。

〇工藤大輔 委員

最後にですが、要望は、第1種の陸上競技場だけじゃないんですよね。今、答弁でもいただいたように、さまざまなものがあるんです。特にも、先ほどのジャンプ台の件もそうですし、スケートリンクもそうですが、何回ジャンプで飛ぶか、何回氷の上で滑るか、それによって競技力の向上というのは変わってくるのだと思います。通常、走る、飛ぶだけじゃない、そこの上でしかやれないものというものの整備、これをまず第一に進めれば、すぐにでもその効果というものは出てくるのだと思います。まして金額的にも大きい金額を要求しているわけではない、また、地域の協力ももらいやすい、そういった状況にあると思いますので、ぜひ、選手強化策の一環として前向きに検討してくださいますよう要望したいと思いますし、教育長から一言あれば、それをいただいて、質問を終えたいと思います。

〇法貴敬 教育長

ただいま川口スポーツ健康課総括課長から申し上げたとおり、体育施設の整備に対しては非常に多くの地域からいろんな種目の整備要望が出ていると聞いております。そのために、県の財政状況を勘案して、公共施設というか、全体の普通建設事業を凍結してきた経緯もありまして、そういうところでなかなか地域の要望にこたえられないということもあると思います。ただ、先ほどスキーのジャンプ台のこともお話ししましたけれども、全体としてどこをどう強化していけば本当に底上げになるのかという観点もありますので、ぜひ、そういう観点から我々も関係団体と十分協議して取り組んでまいりたいと思います。